よくもまあ

こんな沢山の呪縛があったものだ

事はもっとシンプルだったというのに

問題なんてなかったというのに

個人が作った勝手な法則が

精神を食い尽くしても

その髄液をしゃぶり終えても

死者は気づかない

操られていることに

もう死んでいることに

すすんで意味を欲し

報いを求めているかぎり

一目でそれとわかる陳腐な策略さえ

唯一の救いの術に見えるのだ

そこへ行ってはいけないと

禁じられればいっそう燃える

情熱と活気への憧れ

それを自分にもたらしてくれる方向が

悪への道であったとしても

近道を教えてあげる

その一言で十二分に魅惑的なのだ

近道を知ってどこへ行く

道なんてどこにある

何をもらってこようというのだ

誰も何もくれはしない

だからお金を払っただって

本当にくれる人ならタダでくれるよ

あなたが考える甘いもんじゃない世の中は

所詮お金を払えば手に入る程度のものだ

お金なんかじゃ手に入らないものが

欲しくはないか

そのために燃えたくはないか

憧れを自分の内に見たくはないか

こんな誘いに

どうすればいいのかなんて

すぐにあなたはききたがる

とんだ面倒くさがり屋だね

考えないほうがいい

自分が今生きてるってことだけ

信じていればいいんだよ

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