赤子のように鳴く猫の
嵐みたいにうなる猫の
ひっかき傷を心に残し
振り返らずに去る猫の
わざと無視して佇む猫の
知らん顔で時間を歩く
今のうつつに
過去はない
未来もない
今の視界が暗いなら
今を過去にしてしまえ
さっさとおさらばしてしまえ
夜の猫祭り
不幸を終わりにする宴
幸福を続ける祭り
昨日も明日もさておいて
今一秒を披露する
軽やかな点線の宵